鉄道会社の株主優待をゲットしよう!鉄道ビジネスの広がりと未来

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車が社会の中心になったとは言え、鉄道が社会に果たす役割は変わらず大きいものです。

大都市の人たちにとってはどこの沿線に住むかによってそこの鉄道会社の影響は生活していく上で大きいですよね。

自分の住んでいる沿線の銘柄を購入し株主になれば、メリットが享受できると共に沿線の発展を支えているという満足感も得られます。

さらに鉄道会社はただ単に輸送という事業内容を超えて、住宅や小売、今では金融決済などの様々なビジネスを展開している複合的な業種とも言えます。

株主優待乗車証をもらって嬉しい株主気分!

京都:清水寺

鉄道会社の株主優待の基本は「乗車証」です。この乗車証は、発行している鉄道会社によって条件は異なりますが、おおむね「その鉄道会社の運賃割引、無料回数券、乗り放題」などが基本の優待となります。

他には沿線のホテルやレジャー施設、百貨店などの割引特典などがあります。

主な鉄道会社の株主優待をみてみましょう。

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JR4社の株主優待

JR系で株式上場しているのは次の4社です。

  • JR東日本(東日本旅客鉄道・9020)
  • JR東海(東海旅客鉄道・9022)
  • JR西日本(西日本旅客鉄道 ・9021)
  • JR九州(九州旅客鉄道 ・9142)

これらJR系4社の株主優待はどれも共通していて、自社の路線で使える運賃料金割引券です。各社の割引率を比べてみしょう。

最低株数 優待内容
JR東日本 100株 1枚で20%割引、40%割引(2枚利用)が限度
JR東海 100株 1枚で10%割引、20%割引(2枚利用)が限度
JR西日本 100株 1枚で50%割引(2枚以上の同時利用不可)
JR九州 100株  1枚で50%割引(2枚以上の同時利用不可)

100株ごとに1枚ずつ増えていくのが基本のようです。また割引券の有効期間は、毎年6月1日から翌年5月31日までの1年間です。

割引という形態のため、長距離で値段が高い切符の購入の時に使うのが一番お得となります。

JR東日本の株主優待

JR東日本の優待内容を細かく見てみましょう。

運賃料金割引券は保有株数が増えるに従って下記のようにもらえる枚数も増えていきます。

株主優待割引券
所有株式数 発行枚数
100株~1,000株 100株ごとに1枚
1,000株超~10,000株 10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚
10,000株超~20,000株未満 55枚+10,000株超過分300株ごとに1枚
20,000株以上~50,000株未満 100枚
50,000株以上~100,000株未満 250枚
100,000株以上 500枚

運賃割引以外の優待内容はどうでしょう。

株主サービス券(JR東日本グループの施設等で利用できる各種サービス券)
種類 配付枚数(一律)
JRE POINT引換券 1枚
鉄道博物館入館割引券 2枚
東京ステーションギャラリー入館割引券 2枚
宿泊割引券(宿泊20%割引券・宿泊10%割引券) 各3枚
レストラン・バー割引券 3枚
駅レンタカー割引券 3枚
GALA湯沢スキー場 リフト割引券・レンタル料金割引券 各3枚
車内販売コーヒー割引券 3枚
ベックスコーヒーショップ・ベッカーズ ドリンク割引券 3枚
リラクゼ 料金割引券 3枚

また、面白いところでは1,000株以上の株主には、上記に加え、以下の割引券を発行してくれます。

JR東京総合病院 人間ドック料金割引券 1枚(一律)
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関東の私鉄の株主優待

小田急電鉄(9007)

日本最大のターミナル駅である新宿を起点に、箱根の玄関口・小田原までを結ぶ「小田原線」、湘南エリアに至る「江ノ島線」、多摩ニュータウンに至る「多摩線」の3つの路線からなる小田急線。

沿線には、緑豊かな閑静な住宅街から都会的な雰囲気漂うオシャレな街まで個性的な街がそろい、ファミリーはもちろん、単身者、DINKs世帯など、幅広い層に支持されています。

神奈川方面からの都心へ通うサラリーマンの通勤手段として活躍する一方、箱根という一大観光地を持つ小田急電鉄は、鉄道ファンだけでなく一般の人にも支持されている特別列車が多く走っている魅力のある鉄道会社です。

小田急電鉄の株主優待

優待券は3月末と9月末の株式保有者に送られ、それぞれ5月と11月頃に郵送で送られてきます。有効期限が半年程度になっているので注意が必要です。

500株以上保有で、電車全線優待乗車証(回数券式)が4枚もらえます。1,500株以上で10枚、2,500株以上で20枚…と保有株数に応じて枚数も増えていきます。

⇨小田急電鉄 株主優待の詳細

その他にもお得な割引券などが豊富に用意されています。その一部をご紹介します。

  • 小田急百貨店」割引券
  • OdakyuOX」割引券
  • ビーバートザン・ビーバープロ
  • 「小田急山中湖フォレストコテージ」レギュラーシーズン宿泊割引券
  • 「箱根ロープウェイ」「箱根海賊船」の割引券

東武鉄道(9001)

北関東に広がる東武鉄道は関東でトップ、全国でも近鉄に次いで2位の営業距離を誇る大きな鉄道会社です。

東武沿線には、魅力的な観光地が多く存在しています。明治時代から外国人に愛されてきた日光や鬼怒川、世界中から注目を集める東京スカイツリー、浅草などの観光資源が豊富になります。

東武鉄道は国内のみならず、世界に目を向けた観光ビジネスを展開しています。

2012年秋から新型車両「スカイツリートレイン」も導入しています。これは、東京スカイツリーをはじめ日光・鬼怒川など、沿線のさまざまな観光スポットの素晴らしい風景を堪能できる展望列車です。

「東武沿線からスカイツリーへ」「スカイツリーから日光・鬼怒川へ」をコンセプトに、沿線の両毛地域や大宮から東京スカイツリータウンへ向かう列車も設定し、観光資源を軸とした成長戦略が魅力です。

東武鉄道の株主優待

所有の株式数に応じて、以下のような株主優待乗車証を発行しています。

ご所有株式数 乗車証の種類 発行枚数(半年につき)
9月末
(基準日)
3月末
(基準日)
100株以上
200株未満
1枚1乗車有効の電車全線優待乗車証(回数券式) - 2枚
200株以上
600株未満
2枚 2枚
600株以上
1,000株未満
6枚 6枚
1,000株以上
2,000株未満
10枚 10枚
2,000株以上
3,000株未満
20枚 20枚
3,000株以上
4,000株未満
30枚 30枚
4,000株以上
5,000株未満
40枚 40枚
5,000株以上
5,800株未満
50枚 50枚
5,800株以上
11,600株未満
電車全線優待乗車証(定期券式) 1枚 1枚
11,600株以上 電車全線優待乗車証(定期券式)

1枚1乗車有効の電車全線優待乗車証(回数券式)
1枚50枚 1枚50枚

【株式継続保有期間3年以上の株主に追加贈呈】
・1,000株 … (1)4枚
・5,800株 … (1)10枚

優待券が使える施設一覧と枚数

[東武動物公園]
・入園料無料券 3枚
・のりもの乗り放題券割引500円分 3枚
[東武博物館]
・入館料無料券 5枚
[ゴルフ場:東武藤が丘、星の宮、宮の森 各カントリー倶楽部]
・割引優待券 2枚
[東武スポーツクラブ]
・施設利用割引券 3枚
[東武ワールドスクウェア]
・入園料割引券 5枚
[東武百貨店]
・お買物5%割引券 8枚
[東武トップツアーズ]
・料金割引券 2枚
[日光アストリアホテル内入浴施設]
・入浴料割引券 4枚
[東武ホテルグループ]
・宿泊料金ご優待割引券 5枚
・飲食料金ご優待割引券 5枚

東京急行(9005)

渋谷、目黒など主要なターミナルを都心に持つ東急電鉄は、伝統ある東横線と新興住宅地を貫く田園都市線を基軸とし、都内城南地区に大井町線、池上線、多摩川線、世田谷線を配した路線網を形成しています。

すべての路線が通勤・通学・生活目的の路線であり、ほかの大手私鉄にあるような「看板となる有料特急列車」はありません。

しかし長年の住宅開発と沿線の価値の向上に力を注いできた東急グループは「鉄道」としてより「東急圏内で生活をする」というブランドを確立してきました。

東急の株主優待は?

1,000株以上保有で、電車・東急バス全線きっぷが5枚もらえます。3,000株以上で10枚、5,000株以上で20枚、、と保有株数に応じて枚数も増えていきます。

⇨東京急行電鉄 株主優待の詳細

優待乗車券以外のお得な割引券を見てみましょう。

株主ご優待券 東急百貨店
お買い物
10%割引券
東急ストア
お買い物
50円券
東急ホテルズ
宿泊基本料金
30%割引券
東急ホテルズ
飲食代金
10%割引券
東急病院
人間ドック基本料金
10%割引券
Bunkamura
ザ・ミュージアム
五島美術館
共通ご招待券
200株以上
500株未満
5枚 20枚 4枚 2枚 - -
500株以上 10枚 40枚 8枚 4枚 1枚 4枚

東急グループの便利で快適な施設はもちろん、「Bunkamura ザ・ミュージアム」・「五島美術館」共通招待券などの東急ならではな文化的な優待内容に注目ですね。

関西の私鉄の株主優待

近畿日本鉄道(9041)

近畿・東海の2府3県にまたがる営業路線は、私鉄で日本一の508.1キロメートル。客車の走行距離は1日約81万kmで、これは地球の約20周分に相当します。

下記の基準により「株主優待乗車券または株主優待乗車証」を発行しています。

ご所有株式数 近畿日本鉄道線
沿線招待乗車券
株主優待乗車券 株主優待乗車証
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く。)に1枚1人片道通用 近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く。)に1枚1人片道通用 持参人は誰でも使用でき、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く。)および近鉄バス全線(一部路線を除く。)に通用
100株以上
1,000株未満
4枚 - -
1,000株以上
2,000株未満
4枚 4枚 -
2,000株以上
3,000株未満
4枚 8枚 -
3,000株以上
4,000株未満
4枚 12枚 -
4,000株以上
5,100株未満
4枚 16枚 -
5,100株以上
15,000株未満
4枚 - 1枚
15,000株以上
30,000株未満
4枚 - 2枚
30,000株以上
50,000株未満
4枚 - 3枚
50,000株以上
100,000株未満
4枚 - 4枚
100,000株以上
1,000,000株未満
4枚 - 5枚
1,000,000株以上 4枚 - 10枚

1,000株以上保有の人には、

  • 近畿日本鉄道線沿線招待乗車券4枚
  • 「あべのハルカス ハルカス300」(展望台)入場優待券(大人200円・中高生以下100円割引)2枚
  • 「生駒山上遊園地」・「志摩マリンランド」・「志摩マリンレジャー」共通優待券3枚
  • 志摩スペイン村「パルケエスパーニャ」パスポート優待券(約20%割引)2枚

などの楽しい優待が豊富に用意されています。

さらには、「近鉄百貨店」買物優待券(5%割引)20枚など、お買い物にも嬉しい優待が用意されています。

⇨近鉄 株主優待の詳細

阪急阪神ホールディングス(9042)

阪急阪神ホールディングスグループは、関西地域を中心に都市交通、不動産、エンタテインメント・コミュニケーション、旅行、国際輸送、ホテルの6つのコア事業を営んでいます。

グループの事業の核である鉄道は、大阪・神戸・京都という関西経済の中心である都市と都市、そして都心と郊外を、安全で快適な高速度・高密度輸送で結ぶことにより、人々の生活圏を大きく広げてきました。

沿線には住宅、商業施設から阪神タイガースや宝塚歌劇に至るまで、多岐にわたる分野において沿線地域のまちづくりに貢献してきました。

株数に応じた優待内容は以下の通りです。

優待基準株数 優待内容
株主優待乗車証 株主優待乗車証 グループ優待券
100株~199株 2回カード×1枚(2回乗車分) 1冊
200株~479株 4回カード×1枚(4回乗車分)
480株~999株 4回カード×3枚(12回乗車分)
1,000株~1,999株 25回カード×1枚(25回乗車分)
2,000株~6,199株 30回カード×2枚(60回乗車分)
6,200株~9,799株
※(1)(2)のいずれかを選択
1 30回カード×2枚(60回乗車分)
2 10回カード×1枚(10回乗車分) 阪神電車全線パス1枚
9,800株~15,999株
※(1)(2)のいずれかを選択
1 10回カード×1枚(10回乗車分) 阪急電車全線パス1枚
2 10回カード×1枚(10回乗車分) 阪神電車全線パス1枚
16,000株~199,999株 10回カード×1枚(10回乗車分) 阪急電車全線パス1枚

阪神電車全線パス1枚
20万株以上 10回カード×1枚(10回乗車分) 阪急電車全線パス10枚

阪神電車全線パス10枚

100株以上保有で、「阪急・阪神共通回数カード」が2回乗車分もらえます。それ以上は株数に応じて増えていきます。

その他には「グループ優待券1冊」がもらえます。中身は、様々な六甲山上レジャー施設で使える入場券や、阪急阪神第一ホテルグループのホテルで使える「ホテル宿泊割引券」「ホテル飲食割引券」や、「阪急交通社の旅行割引券」などうれしい内容がいっぱいです。



人口減少社会のなか、鉄道ビジネスの展望は開けるか?

鉄道のビジネスモデルといえば、阪急電鉄の事業モデルが有名です。

鉄道の敷設だけでなく、ターミナル駅での百貨店開業、沿線の住宅開発、郊外の宝塚劇場やホテルなど娯楽産業の開発を行い、輸送客の増加と不動産利益の獲得に成功してきました。

様々な私鉄もこのビジネスモデルを踏襲して全国各地で発展してきました。

鉄道事業は景気の影響を受けにくい業界であるというのが一般的な見方です。

不景気になると、消費者は消費を控えるようになりますが、通勤や通学などの移動手段として必要な鉄道の利用を控えることはあまりありません。その為、比較的景気の影響を受けることなく、安定した収益をあげられる業界でもあると考えられています。

しかし、現在の日本は少子化傾向が進んでおり、人口の減少は収益の減少に直接的に繋がります。特に地方での影響は大きいと思われます。

さらに次世代自動車であるEVの開発や自動運転などの新たなサービスが自動車業界のみならず鉄道業界にも打撃を与えて来る可能性があります。

未来の人口動態や人やモノの移動はどんどん移り変わっていきます。

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電子マネーの覇権争い

2001年にJR東日本がSuicaのサービス提供以降、ICカード・電子マネー分野の動きも活発となっています。

楽天のEdy、イオングループのWAON、セブンアイホールディングスのnanacoを始め、あらゆる業種において電子マネーのシェア争いが激しくなっています。今後ともどんな業種、どんなブランドが勝ち組になるかもわかりません。

主要電子マネーの発行枚数ランキングを見てみましょう。

  1. 楽天Edy:1億480万枚
  2. WAON:6,660万枚
  3. Suica:6,371万枚
  4. nanaco:5,609万枚
  5. PASMO:3,399万枚
  6. iD:2,541万枚
  7. ICOCA:1,567万枚
  8. QUICPay:587万枚
  9. manaca:565万枚
  10. PiTaPa:310万枚

さすがに流通系が強いですが、スイカとパスモも上位に食い込んでいます。

今後交通系がどういう伸びと展開を見せるか期待したいところです。

観光列車で鉄道を「手段」から「目的」に

利用者数が減少し続けている地方路線では、観光列車の導入で新たな客層や魅力を引き出そうとしています。

JR九州ではデザイン性の高い豪華列車「ゆふいんの森」「或る列車」「指宿のたまて箱」などの観光列車を次々と導入し、路線の魅力を高めようと努力しています。

この流れは全国中に広がり、地方の赤字路線をなんとか観光で維持できないか様々な取り組みがなされていますね。

これまで「移動手段」とみられていた鉄道が「旅の目的」とされることによって、路線の維持を進めようとしています。

日本の鉄道のすべてを海外輸出

こうした中、日本の鉄道のビジネスモデルを海外に輸出するという試みを始めています。特に新幹線技術の海外輸出は政府も交えて積極的に取り組んでいます。

日本の高い技術をもった鉄道車両自体もそうですが、日本の安定的な鉄道運行システムというものも高い価値を持っています。

それにプラスして沿線の住宅開発や観光開発といった日本の大手私鉄が得意としてきたビジネスモデルも輸出の対象となっているようです。

インドに新幹線が走るか?

(画像:東洋経済オンラインより)

日本のインフラ輸出の目玉である新幹線がインドに登場しようとしています。

安倍晋三首相は2017年9月にインドのナレンドラ・モディ首相と共に高速鉄道建設の起工式を行いました。インド最大の商業都市・ムンバイとアーメダバードとを結ぶ全長505kmの鉄道となります。2023年の開業を目標に今後、敷設が開始されることになります。

インドでは現在、高速鉄道について7つの区間を計画中で、さらに4大都市(デリー、チェンナイ、コルカタ、ムンバイ)を高速鉄道で結ぶ「ダイヤモンドの四角形構想」もああります。

今回起工式が行われたムンバイ―アーメダバード間をスタートとして、インド各地で新幹線が走ることが期待されます!

鉄道ファンだけでなく、ビジネス視点としても大いに注目の鉄道業界。株主になって長期に鉄道を応援してみるのも楽しい投資ではないでしょうか。

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