どちらが良い?「順張り」「逆張り」を徹底解剖!どちらも重要な意味を持っている!

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トレードのテクニックとして「順張り」「逆張り」というものがあります。

「順張り」と「逆張り」とでは、株や為替を買うタイミングがまったく異なりますが、それは投資に対する根本的な考え方が違うからです。

同じ「相場」というものを見ながら、両者はまったく違った視点から眺めているのですね。

順張り」投資家は、目の前の価格、方向性を重要視します。経済分析、企業業績なども大切ですが、それよりも上昇しているという事実に対してそれにひたすら付いていくという思考になります。

対して「逆張り」投資家は、下落したら次は上昇するだろうという周期的な流れの転換を狙ってトレードをしてきます。そこには転換するだけの理由があるはずだという分析のもと、自分の信念に基づき取引をすることになります。

順張り---目の前の値動きという事実に従ってトレンドに乗る

逆張り---しっかりした理由のもとにトレンドの反転を待ち構える

順張りと逆張りはただ単に反対のトレード手法のイメージがありますが、いろいろ細かく分析してみるとそれほど単純なことではなさそうです。

トレードの基本である「順張り」と「逆張り」を改めて考えてみたいと思います。

ここでは日足での数ヶ月から半年というスパンで話を進めますが、デイトレードやスイングトレードなどの短期ではチャートの時間軸は違いますが思考方法は同じです。

また上昇相場における買いで説明していますが、下落相場、または空売りにおいても条件を反対に置き換えればすべて同じことになります。

「順張り」

「トレンドはどこまで続くかわからない」という思考法

順張りは「トレンドに乗る」というのは誰でもイメージできますが、その根底にある思考には「トレンドがどこまで続くかわからない」という前提があると思います。

トレンドの終わり、転換点が予想できたらしたいものです。すぐ終わるのか、しばらく続くのか。それがわからないからとりあえず乗っかるしかない、というトレード手法が順張りとも言えるのです。

わからないこそ目の前の事実に絶対的な信用を置くのです。

もちろん様々なテクニカル指標やファンダメンタルズ、経済状況から予測することは必要です。

しかし、それがしばらく続くのか今終わるのかは正確にはわかりません。わからないという前提があるから「順張り」なのです

不確実な未来を予測するよりも今現在の流れに従えば良い、というある意味潔い考え方ですよね。

順張りの弱点

上昇トレンドに乗って順張りで買ってしまうと、今度は高値を更新する度に不安になってきます。毎日ビクビクして、耐えられずにすぐに売ってしまう人も多いでしょう。

または日々のマイナス材料や小さなニュースで下落した際にも慌てて売ってしまうこともあるでしょう。

またそれとは逆に、含み益も出てきて気が大きくなることもあります。小さな下落も「押し目買い」とばかりにどんどん投資資金を増やしていき、最後にトレンドが終了した大きな下落にも気づかずに、ドカンと大損することも多いのがこの順張りです。

「トレンドがどこまで続くかわからない」という前提のこの順張り投資法は、結局そのトレンドの転換にうまく対処できるかどうかが最大のポイントになるのです。

そこで対応を間違えると一気に大きな損失になってしまうのです。

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「逆張り」

「転換点はわかる」という思考法

逆張りは相場の波の変わるポイントを狙って取引をするということです。

ということは相場の未来を予測していることにもなります。ここが順張りと決定的な違いかもしれません。

逆張りをする理由もいくつかあると思いますが、企業価値や経済動向を分析して下がったので割安だと判断して無条件に買い向かったり、下がったら今度は上がるだろうという投資家心理の循環に対して逆張りをする人もいると思います。

その他、反発しそうな価格帯で待ち構えたり、テクニカル指標を頼りにしたりと相場が反転するであろう理由は様々です。

理由はそれぞれにしろ、その転換点はそろそろだと考えるから逆張りを行うわけです。でも本当に転換点を高い精度で毎回当てることはできるのでしょうか。

ここが未来を予測する逆張り投資の最大の弱点となります。そこを間違えるとさらに下落してすぐに損失になってしまいます。

下落してもいわゆる難平(ナンピン)で買い増しして、うまく反転すれば良いですが、下げ続けて大きな損失にも簡単になってしまうものです。

また逆にそろそろだと待ち構えていたポイントよりも前に反転して買うことができない場合も多々あります。

転換点ジャストでうまく買いを入れるなど到底無理なことと言えます。

上の逆張りは結果論としてうまくいった場合の買いのポイントです。

チャートを見ておわかりのように、横ばい相場(レンジ相場)のときに逆張りが威力を発揮しているのがわかりますよね。

抵抗帯の価格で待ち構えたり、オシレーター系のテクニカル指標でそのタイミングを測ったりします。

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押し目買いって順張りなの?逆張りなの?

押し目買いは順張りなのでしょうか、逆張りなのでしょうか。

大きな上昇トレンドの流れの中の小さな下落を狙うのが押し目買いであるとすれば、素直に順張りとも言えます。

しかし上昇トレンドの中の小さな反対の値動きを狙うという意味では小さな逆張りとも解釈できますよね。

スイングトレードか中期投資かなどの時間軸の違いによってトレンドをどう見るかで変わってきます。

まあ結局言葉の問題としてはどちらでも良いのですが、自分がどの取引スタイルで、どの立場からチャートを見ているのかをしっかり把握しましょう。

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逆張りの失敗

過去のチャートの波動の上げ下げを見ていると自分でも上げ下げが予測できるかのような錯覚に陥ります。

「ココとココのタイミングで買えば余裕で勝てるじゃん」と思いがちです。

しかし逆張りはうまく行くこともあれば、上のチャートのように失敗しそうなポイントも多々存在します。

それはテクニカル指標を頼りにしても大して変わりません。その精度を上げるにはやはり数多くの経験を積んで感覚を養うしかないと思います。当然損切りなどの基本を徹底できる判断力とスキルが必要です。

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トレンドに乗るのが相場の王道

誰でも逆張りにチャレンジしてみたくなるものです。そして何回かうまく行くと「俺は投資の天才じゃないか」と思ってしまうものです。

みんなが右往左往している中、相場の転換点をぴったり当ててタイミング良く買いを入れ、反転上昇するのは最高に気持ち良いものです。

しかしそれを続けることはまず不可能です。

相場はなんとなく気づいたら上昇していたり、暴落の恐怖の中で急反転して上昇したりするものです。

投資の基本としてはトレンドに乗る」というのがやはり王道なのでしょう。

上昇トレンドでは素直に買いで、下落トレンドでは空売りで。そしてレンジ相場になったら逆張りで対応する、これが理想でしょう。

つまりは相場のトレンドをしっかり把握できるようにならなければなりません。今の相場はどの方向を向いているのか、上昇なのか、下落なのか、またはレンジ相場なのか。

そして相場のトレンドにいち早く気づいてトレードを開始できるかが勝負となります

早ければ早いほど利益も大きくなります。遅ければ遅いほど利益も少なくなり、一番遅い人はいわゆる「高値掴み」になり損失を出すことになります。

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「逆張り的思考」と「順張り的行動」

上昇波動の大底、つまり”一番乗り”を狙うのが逆張りだと考えると、順張りの一番手になろうとしてるとも言えますよね。

そして一番手は無理でも、二番手、三番手くらいで追いかけて乗っかってくるのが順張り投資家です。

順張りも逆張りも、思考はまったく違っていますが、狙っているポイントは意外と似ているのかもしれません

逆張り的思考でトレンドの転換を狙いつつも、曖昧な予測で見切り発車をせずに、しっかりトレンドを転換したのを感じ取ってから動く。

つまり「逆張り的思考」と「順張り的な行動」とをうまく組み合わせるということが必要なのではないでしょうか。

未来予測は難しいとは言え、様々な指標や相場環境を分析してマーケットを冷静に見つめるのは逆張り的視点の強みとも言えます。

しかし時に理論に偏り過ぎたり、「そろそろだろう」という曖昧な判断に走ることも多いのが大きな欠点です。

そんな時に、目の前の相場、トレンドを事実として重要視する順張り的視点で、実際のトレードに臨むのが良いでしょう。時には相場の勢いに乗ることも大切です。

順張り投資でトレンドに乗ったトレードをしつつも、逆張りの視点を持っていれば利益確定のタイミングも緊張感を持って考えられます。

トレンドが転換してもそのまま持ち続けるということも回避してくれます。なぜなら逆張りの視点は常にトレンドの持続に懐疑的であるからです

順張りの「トレンドに乗ること」と、逆張りの「トレンドの転換に最大限の注意を払う」、この二つの相反する思考を常に頭に持ち続けてトレードすることが成功への道だと思います

順張りと逆張りという二つの方法は、単に二種類の投資法ということではなく、考えれば考えるほど投資の深い部分に関わってきます。物事を見る大切な二つの思考方法とも言えます。

むしろ片方だけではうまくいかないのではないでしょうか。

「逆張り的思考」による「順張り的行動」

これが投資の基本的な姿勢だと私は思っています。

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